Story

開発ストーリー

“飛ばし”の科学

1FactorXを作ったきっかけ

自分史上最高の飛距離を目指して

ハル常住、もといFactorXのプロデューサーである私自身は今年66歳を迎えました。

日々如実に飛距離が落ちている事を体感するゴルフ仲間の方々の悩みや声は、正に自分が痛感している最大の悩みと近い、「将来にゴルフが楽しくなくなって来るかも知れない」という切実な課題でした。

ゴルフを続け健康を維持し、健康管理して来た自分の気持ちを強く保つ為にも楽しくゴルフを続けたい。ゴルフ仲間達と「元気と飛距離」を共有して楽しくゴルフを続けたいと願う気持ちが非常に重要でした。

一方で、まだまだ今までの生涯で達成したことのないような飛距離を、66歳の今になって達成できるのではないか?という自信もどこかにありました。

その自身の根拠は、私自身が20年以上にわたりゴルフスイングと飛距離のメカニズムの科学根拠に基づいた研究を続けてきた"学者"であり、またプロゴルファー達と理想のスイングを追求してきた経験からくるものでした。

カラダの方はもう、全盛期のパフォーマンスを発揮することはできません。
であれば、20年の研究の成果を総動員してパワーに頼らなくとも最大限の出力が実現し、全盛期の自分のスイングを、いや、全盛期の自分を超えて現役プロ選手のようなしなやかムダのないスイングに可能な限り近づけるようなクラブを自分で作ってしまおうと。そう思い開発をスタートさせたがFactorXというドライバーです。

2飛距離の最大化への探求

最大の飛距離を生む要因 = スマッシュファクターとは何か?

ここで、私が20年以上にわたって研究し続けてきた「ゴルフスイングと飛距離のメカニズム」の研究結果を簡単にご説明しようと思います。この研究結果はタイガーウッズを初めとした多くの飛ばし屋と称される世界クラスのプレイヤーのスイング動作を、トラックマンと呼ばれる「レーダー弾道測定器」などのツールを利用した科学的根拠に基づいたものです。またそれらの研究成果は、実際に室田淳・丸山茂樹・田中秀道らプロゴルファーのマネジメントにも活用されています。

飛距離の最大化に不可欠なスイング3つの”スマッシュファクター”

1

ヘッドスピードの最大化

ゴルファーが最も注目するデータであるヘッドスピード。平均的な男子アマチュアゴルファーのヘッドスピードは、40m毎秒前後が多く、これは日本の女子プロ選手とほぼ同じです。

ヘッドスピードは、1m毎秒向上するだけで、飛距離が平均6ヤード伸び流という研究結果が出ています。そのため、スイングの無駄な動きをなくしてヘッドを走らせる工夫をすることにより、10~20ヤードの飛距離アップが見込めます。

2

ミート率(中心性)の向上・フェースポジションの正確性

日本の女子プロとヘッドスピードは変わらないのに、アマチュアが飛距離で負けている理由の一つとして挙げられるのが、「ミート率の良し悪し」です。真芯でヒットした時の飛距離より5%以内の飛距離ダウンで抑えられるフェースエリアをスイートスポットと呼びますが、そのスポットの面積はわずか5円玉(直径22mm)ほどしかありません。

ミート率の高さは、スイートスポットで当たっているかどうかとヒット時のフェースの向きが正しいかどうかに関連します。スイングスピードが飛距離に繋がらないプレイヤーは、スイングのブレが原因でミート位置かフェース面の向きが悪く、飛距離をロスしている可能性があります。

3

入射角の適正化

入射角とは、ボールをインパクトする際のヘッドの角度のことです。
ヘッドがなるべく地面と平行である「レベルフロー」の入射角が飛距離を最大化します。

ヘッドが下向きにズレる「ダウンブロー」の場合バックスピンがかかりすぎて途中から吹き上がったり、テンプラボールになって理想的な軌道を描けません。逆にヘッドが上向きにズレる「アッパーブロウ」になってしまうとボールの手前をダフったりトップしたり、スピン量が少なすぎて失速するリスクが高まります。

いずれの場合も、飛距離をロスしてしまう原因となります。レベルブローでロフト角通りにヒットすることで打ち出し角やスピン量を適正化することができ、理想的な弾道でボールを飛ばすことができます。

3ドライバーはどうあるべきか

ドライバーはパワー伝達のロスを最小化するものであるべき

クラブはある程度重量がないと飛距離が出ないとか、シャフトの硬いものでないとボールがまっすぐ飛ばないなど世の中には様々な通説がありますが、私が長年の研究から導き出した飛距離の理論は至極単純なものです。

ジャストミートした際のボールの初速はヘッドスピードの1.5倍。それを4倍にしたのはおおよその飛距離となり、ヘッドスピードが40m/sのプレイヤーの最大飛距離は240ヤードとなります。そこから、先述した「パワー伝達のロス」、つまりミートポイントやフェース面・入射角のズレを差し引いたものはおおよその飛距離となります。

つまり飛距離の要因(スマッシュファクター)とは、シンプルに説明すると、スイングスピードといかにブレのないスイングでボールをジャストミートするかの2点です。よってFactorXは、プレイヤーが持てるパワー(筋量)で出せる最大限のスイングスピードを出力させ、合わせてボールをブレなく的確に叩くことができるクラブを目指しました。

その結果、(1) 極限までの軽量化によりスイングスピードが出せるようにすること。 (2) スイングのブレを極限まで減らし、ジャストミート率を向上させるという2点を軸に設計を行いました。

ヘッドは一般的なクラブより小さい体積460cc仕様。デザインも削ぎ落とすことで、極限までの軽量化を実現しました。

ロフト角は8.5 / 10.5の2種類の仕様。ボールが上がりすぎないようにすることで、飛距離はもちろん着球後のランでも距離を稼げる実践仕様。

レイアウトの都合上、4つぐらい特徴ピックアップできると良いかなと思っているのですが、3つの方がよければそれで調整します。

シャフトはトルク3.4(Flex SR相当) / 3.6(Flex R相当)と非常に柔らかくしなりやすい仕様で振りやすく。また、軽量クラブにありがちなねじれを解消するためにハンドメイドで緻密に設計しています。

4ゴルフはまだ発展途上にある

ゴルフ業界にタイガー・ウッズ以来の革命が起こる

タイガー・ウッズは、プロデビューから半年余りの21歳という若さで全米オープンを制覇し、その後も圧倒的な技術とパワーによりゴルフ界を取り巻く環境を一変させました。

それまで、サロン的な空気が支配していたプロゴルフツアーの風景を、アスリートゴルファーの時代へと一変させた彼の登場は、まさにゴルフ界における革命でした。

私自身がプロゴルファーとしてのキャリアを諦め、スイング研究の道に移るきっかけをくれたのも、この”タイガーウッズの衝撃”です。

タイガー・ウッズ以降、プロゴルフの世界は大きく変化・発展を繰り返し成長してきましたが、アマチュアゴルフの世界はその成長に追随できているかというと、正直なところそれは肯定できません。

その停滞・閉塞感はアマチュアプレイヤーを取り巻くゴルフギアの世界でも顕著です。
例えば、市場の大半を占めるクラブの多くは、欧米のプレイヤーを基準として開発されており、体格で劣る日本・アジアのプレイヤーに最適化された商品はほとんど存在しません。我々は、ゴルフクラブを自分で吟味して選びとっているように思っていますがそれは錯覚と言っても過言ではありません。

昨今では、女子プレイヤーを中心としてアジア勢の活躍が目立つようになってきましたが、その要因としてゴルフスイングの研究やギアの開発が進み、それぞれのプレイヤーがより自分にあった合理的なクラブを選べるようになったことが要因と言われています。

私は、アマチュアプレイヤーにもスイング理論やクラブ選びの正しい知識を持つプレイヤーが増え、自分の体格やプレイスタイルにあったギアを適切に選択できるプレイヤーが増えることで、再びゴルフを取り巻く環境に革命が起こると考えています。

FactorXのリリースは、そうした革命の狼煙をあげる契機となる可能性を秘めたクラブだと考えております。FactorXをきっかけにアマチュアプレイヤーのゴルフに対する理解度のボトムアップをはかり、近い将来には、一人ひとりのプレイヤーに合わせて細かく仕様を調整するようなカスタムオーダークラブを購入できるサービスの展開も検討中です。

ハルスポーツプロダクションは、アマチュアプレイヤーを中心としたゴルフの正しい理解を起点とした、次のゴルフ界の革命の一助となれるよう、これからもスイング研究と最高のクラブの開発に尽力してまいります。

ゴルフをアスリートスポーツの次元へと導いた、タイガーウッズに敬意をこめて。

Index

目次

Producer

プロデューサー

ハル常住

Profile

プロフィール

マルチゴルフプロデューサー。1955年、東京生まれ。日本体育大学卒業後、駐日米国大使館勤務。86年、米国大使館退官後、渡米し、プロゴルファーのラリー・ネルソンに師事、米国で活動。89年、ハルスポーツプロダクション設立。98年~2008年、日体大講師。2002年、世界ゴルフ科学学会にて論文発表、運動指導方法論「ハルメソッド」を構築。09~12年、東京国際大客員教授。現在は子どもからトップアスリートまで幅広い層に運動指導を行う。

Publication

書籍・執筆など

ここに、書籍や執筆したメディア記事などの情報を入れたい。

Elete Academy

ゴルフエリートアカデミー

1カ月飛距離アップマスタープログラム

※友だち追加後、動画全編はLINEアプリからご視聴いただけます。

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丸山茂樹、田中秀道、深堀圭一郎等のプロゴルファーを育成・指導してきたハル常住が、日本体育大学講師としてゴルフスイングを15年にわたり研究。相対性パワーバランス理論を用いた、誰でも簡単に飛距離アップすための方法をLINEで限定無料公開中。

Lineup

商品ラインナップ

下記よりスペックをお選びください

ロフト角 8.5 / トルク値3.6

¥99,000円(税込・送料込)

中弾道で飛ぶ

ロフト角 8.5 / トルク値3.4

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中弾道で飛ぶ

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ロフト角 10.5 / トルク値3.4

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